2016年入社 区画整理・造成工事 / 施工管理

interview

働きやすい環境を築き
若い人材を育てていく

2015年入社区画整理・造成工事 / 施工管理

工事現場

やってみる価値のある仕事

フジタ道路に入社して10年目を迎える彼がいま活躍しているのは、埼玉県にある広大な住宅地だ。その中で長く空き地となっていた6.5haの土地に道路や自転車歩行者道、ポケットパーク、ゴミ集積所などを整備し、373区画の戸建住宅用地を造成する。2023年4月に工事が始まり、まずは先行で売り出す一角を進めているところだ。工期は2024年度までとなっているが「この部分については、今年の11月くらいには家が建つ予定になっています」という。

父親が舗装業者だったこともあって、彼にとって道路舗装の現場は身近で、高校卒業後しばらく作業員として家業に従事していた時期もあった。「そのときは現場監督というのは楽そうな仕事だと思っていたんですけど、実際にやってみると大変でした」と苦笑する彼だが「だからこそやりがいがあり、やってみる価値があると思いました」と振り返る。

従業員

部下の失敗に早く気づけるように

現場監督の仕事では、元請会社や協力会社との円滑なコミュニケーションが求められる。加えて、自社の後輩の指導もしなければならない。

「仕事は失敗しないと覚えられないという一面があって、私自身も何度も失敗してきました。ですから、自分がいかに早く失敗に気づけるかが大切だと思っています」という彼だが、それでも気づけないこともある。最近でも、部下が測量した側溝の高さが誤っていて、コンクリートの打設を終えてから気づいたことがあった。「数字の見間違いが原因だったようです。コンクリートを壊す必要があったので、やり直しに2日ほどかかりました」とのことだ。

こうした場合、「ミスをした若手は焦ってしまったり、固まったりしてしまいますから、怒るのではなく、どうすれば良かったのかアドバイスをするようにしています」というのが彼の方針だ。浪費した時間や費用に関しても、工期の間で少しずつ取り戻せるように努めていくという。

仕事を覚えるにはとても良い環境

フジタ道路の魅力について、彼は「風通しの良い会社で、役員や幹部の方々との距離が近く、不満も含めて現場の声を直接聞いてもらえることです」と語る。2022年にリニューアルされた作業服も現場の要望がしっかりと反映されていて、また、夏に支給される空調服のおかげで暑い時期もしのぎやすくなりましたし、デザインも気に入っています」とのことだ。

そんな彼が最も関心をもっているのが、次代を担う人材を育成していくことだ。自らが指揮する現場で若手社員を受け入れることも多いが、彼らを見ていて作業の流れを理解することの難しさを実感するという。
「現場を多少なりとも知っている状態で入社した私と、新卒で入ってくる後輩たちとでは、スタート地点が違いますから、できるだけ丁寧に作業の流れを教えるように心がけています」

会社としても新人教育には力を入れていて、近年は6ヵ月間の教育期間を設け、座学だけでなく様々な現場を経験させている。それゆえに彼は、胸を張って若者たちにメッセージを送る。
「仕事を覚えるにはとても良い環境になっていると思います。興味があれば、ぜひチャレンジしてほしいですね」

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