
土系舗装
天然材料の土または砂等と、結合材としてセメント、アスファルト、石灰または樹脂等を混合した舗装であり、
衝撃吸収性、保水性等に優れています。
ヒートスルーサンド【熱伝導保水スラグ舗装】
透水・保水性高炉スラグ舗装に熱伝導率の高い骨材(けい石、廃瓦再生骨材、ガラスカレットなど)を最適な配合で組合せて、環境志向型の透水・保水性の機能と熱拡散性の機能を併せ持つ歩行者系舗装です。

特徴
- 高炉水砕スラグは微細な多孔質な骨材であり、骨材間の間隙と骨材自体を含め「面全体で透水」するため、目詰まりが起きにくく、透水・保水機能が長期にわたり持続します。
- 空隙に表面からの雨水を貯留すると共に路盤に浸透した雨水も毛細管現象で吸い上げるため、長期にわたり蒸散効果が持続します。
- 雨に濡れても滑りにくく、安全・安心に歩行できます。
- けい石等の熱伝導率が高い骨材を配合することで、夏季には表層の蓄熱を路盤へ伝導することで路面温度を低減します。
- 冬季には路盤・路床の蓄熱を表層に伝導拡散することで路面凍結を抑制します。
- アスファルト舗装に比べて路面温度が15℃程度低減し、沿道の熱環境を改善します。
用途
- 歩道、遊歩道、広場
- 建築外構、ショッピングモール
- 自然公園、防災公園、児童公園
香竹保水舗装【破砕竹を用いた土系舗装】
マサ土を主骨材とし、高炉水砕スラグ、セメント系汎用固化剤・特殊添加剤、並びに破砕竹を添加した混合物です。汎用固化剤はセメント系六価クロム低減型を使用していますので土壌に優しく、混合物の水分量が多くなった場合には、特殊添加剤は泥濘化を抑止し、硬化収縮を低減させます。

特徴
- 竹の表皮には、タンニン、フラボノイド、ポリフェノールなどの脱臭・消臭成分が含まれており、竹を破砕して土と混合して締固めた後は、これらの成分が有効に作用し、雑草を抑制する効果が期待できます。
- 施工後の降雨などの水分は、破砕竹と高炉水砕スラグの2種の材料により、効果的に作用して保水し、路面温度を下げて涼しい道を実現します。真夏日に測定した結果は、20℃もの温度低減効果があることが実測値で得られています。
- 竹繊維の持つしなやかさで、施工後も弾力性を保つ上に、舗装体のひび割れを抑制します。
用途
- 歩道、遊歩道、ジョギングコース
- 自然公園、防災公園、児童公園
- 防草対策